公的機関の船 |
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海上保安庁 |
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第五管区所属 |
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警備救難業務用船舶 |
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PLH07 「せっつ」
配属:第五管区神戸海上保安部 |
竣工:S59.9.27 |
総トン数:3221t(旧)
満載排水量:4037t |
全長:105.4m |
最大幅:14.6m |
深さ:8.0m |
船質:鋼 |
速力:23kt |
航続距離:5700浬 |
最大搭載人員:69名 |
主機:ディーゼル2基 2軸 |
出力:15600馬力 |
兵装:40ミリ単装機銃1基 20ミリ単装機銃1基 |
搭載機:ベル212中型ヘリコプター1機 |
ヘリコプター1機搭載型巡視船 PLH02「つがる」型の6番船。PLH01「そうや」に続いて建造された、ヘリコプター搭載型巡視船。主として遠距離海域での任務に就く。昭和52年の、領海12浬、漁業専管水域200海里など、新海洋秩序に基づき整備された。「そうや」が砕氷船で有ったのに対して、通常の船体設計とされているので、よりスマートな印象となっていて、速力:も若干高速。OIC(Operation
Information Center)を持ち、大規模な警備救難活動の際、指揮船として活躍する。OICは、艦艇のCICに相当する機能だが、任務の性格上戦闘としての攻撃を受ける訳ではないので、視界のよい所へ設けられている。大きさは、海上自衛隊の護衛艦「ゆき」クラスよりやや小さい。姉妹船が順次建造されているが、逐次改良が加えられているので、1隻づつ違いが見られる。また、平成12年3月建造のPLH09「りゅうきゅう」以降は、実質的に再設計された新型船である。PLH07「せっつ」は、平成14年5月に、ワールドカップを前に、テロによるシージャックを想定した訓練を、初めて日韓で行った。船橋後部、煙突の前に装備されている箱は、減揺装置(アンチローリングタンク)。長船首楼型船型であるが、ヘリ甲板があるため、平甲板型に近いシルエット。 |
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PL104 「しまんと」
配属:第五管区高知海上保安部 |
竣工:S53.11.26 |
総トン数:965.3t(旧)
常備排水量:1200t |
全長:77.8m |
最大幅:9.6m |
深さ:5.3m |
船質:鋼 |
速力:20kt |
航続距離:4400浬 |
最大搭載人員:40名 |
主機:ディーゼル2基 2軸 |
出力:7000馬力 |
兵装:40ミリ単装機銃1基 20ミリ単装機銃1基 |
1000トン型巡視船 PL101「しれとこ」型の4番船。新海洋秩序(領海12浬、漁業専管水域200浬時代)対策の一環として28隻建造された、1000トン型巡視船。全国の基地で、中堅的存在となっている。折りしも造船不況対策の時期でもあり、四ヵ年の予算年度により、全国の造船所で短期間のうちに28隻が整備された。PL15「だいおう」がタイプシップとされているが、中型巡視船の代替えと言う趣旨から、OICは備えられていない。装備されている機銃等は、40ミリ、35ミリ、20ミリなどが有り、船により、いくつかのバリエーションがある。この型以前の巡視船は、配備地によって、船体構造や船内艤装など、南方型(防暑対策)、北方型(耐氷構造、寒冷地対策)の区別が付けられていたが、本型より、区別は廃止されている。1000トン型の特徴とも言える、船橋後部の減揺タンクが目立つ。平甲板型。船尾甲板には、在来型巡視船の特徴である、曳航ロープのハンドリング用ステーが装備されている。
なお、2004年10月1日付けで和歌山海上保安部が発足し、「しまんと」もそちらへ転属となり、船名を「きい」と変更した。この配備地の変更は、配備地による船体の老朽化の度合いが異なるため、船体寿命を平均化させるための措置である。 |
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(2006年7月23日 神戸港 中突堤) |
(2004年9月4日 新港第1突堤) |
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PL114 「とさ」
配属:第五管区高知海上保安部 |
竣工:S54.11.26 |
総トン数:965.3t(旧)
常備排水量:1200t |
全長:77.8m |
最大幅:9.6m |
深さ:5.3m |
船質:鋼 |
速力:20kt |
航続距離:4400浬 |
最大搭載人員:40名 |
主機:ディーゼル2基 2軸 |
出力:7000馬力 |
兵装:40ミリ単装機銃1基 20ミリ単装機銃1基 |
PL15「だいおう」型巡視船をタイプシップとした量産型巡視船PL101「しれとこ」型の14番船。新海洋秩序法のために短期間に28隻もの数が建造された。すでに耐用寿命も近く、この代船の建造計画が現在の海上保安庁の懸案事項となっている。公称船型は1000トン型。 |
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(2006年7月4日 新港第1突堤) |
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PM09 「くわの」
配属:第五管区小松島海上保安部 |
竣工:S58.3.10 |
総トン数:526t(旧)
常備排水量:630t |
全長:67.8m |
最大幅:7.9m |
深さ:4.4m |
船質:鋼 |
速力:18kt |
航続距離:3200浬 |
最大搭載人員:33名 |
主機:ディーゼル2基 2軸 |
出力:3000馬力 |
兵装:20ミリ多銃身機銃1基 |
500トン型巡視船 PM01「てしお」型の9番船。改4-350トン型巡視船
PM73「びほろ」型の改良型で、公称船型も500トン型巡視船と改められている。船橋の窓は、四角と丸窓のバリエーションがある。切り立った船首、スマートな船体が特徴。海上自衛隊の掃海艦と同程度の大きさ(全長)だが、経済速力重視のため、スマートな船型となっている。平甲板型。 |
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PM98 「みなべ」
配属:第五管区田辺海上保安部 |
竣工:H.10.8.26 |
総トン数:249t |
全長:56m |
最大幅:7.5m |
深さ:4.1m |
船質:高張力鋼 |
速力:25kt |
最大搭載人員:33名 |
主機:ディーゼル2基 2軸 |
出力:7000馬力 |
兵装:20ミリ多銃身機銃1基 |
350トン型巡視船 PM95「あまみ」型の4番船。周辺海域の領海警備を目的として建造された新型の350トン型巡視船である。従来の中型巡視船が、排水型の船であるのに対し、半滑走型の船型となっている。そのため、7kt以上高速となっている。船尾のスリップウェイでの、搭載艇の発進揚収が出来る。マストは船橋後部にあるのが主マストで、船橋前部の1本マストは、航海灯用。船橋前部の1本マストは、PM95「あまみ」
、PM96「くろかみ」は、3段式の高いものだが、PM97「くなしり」、PM98「みなべ」は、1段式の低いものとなっていて、より、スマートな印象となっている。軽量化の為に上部構造物をを軽合金を採用した為に防弾性に不安があり、事実、ネームシップのPM95「あまみ」は2001年12月22日に発生した、九州南西海域不審船事案対応において船橋部分が小銃弾によって貫通されている。 |
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(2005年6月21日 新港第2突堤) |
(2006年7月28日 新港第1突堤) |
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PS09 「あらせ」
配属:第五管区宿毛海上保安部 |
竣工:H.9.1.29 |
総トン数: 197t
満載排水量: |
全長:46.0m |
最大幅:7.5m |
深さ:4.1m |
船質:軽合金 |
速力:35kt |
主機:ディーゼル3基、2軸
+ウォータージェット1基 |
出力:9400馬力 |
兵装:20ミリ多銃身機銃1基 |
180トン型巡視船 PS05「かむい」型の5番船。領海警備を考慮して建造された、180トン型巡視船。PS01「みはし」型の改良型で、清水や食料の搭載量を増やし、居住性向上を図ることにより、より長期の連続行動が可能なようにされている。当初、PS06「びざん」は無武器、他は13mm単装機銃を装備していたが、現在では全船、暗視装置による射撃指揮が可能な20mm多銃身機関砲とし、遠隔操作型RFS(Remort
Firing System)で、武器使用時の乗員の安全性と、射撃精度の向上が図られている。この措置は、平成16年度のPS09「あらせ」の改造工事を以って全船に実施完了した。このほか、夜間でも捜索監視が可能な赤外線捜索監視装置や、五ヶ国語が表示可能な停船命令表示装置、制圧用高圧放水装置なども装備されている。また、PS11「みずき」は、新日韓漁業協定を背景に建造された、「捕捉機能教化型」とされている。また、PS12「こうや」は、推進器が2基のウォータージェットに変更されている。船価は約20億円。 |
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PS105 「びざん」
配属:第五管区和歌山海上保安部 |
竣工:S.63.3.24 |
総トン数: 189t(旧)
満載排水量: 115t |
全長:35m |
最大幅:6.3m |
深さ:3.4m |
船質:高張力鋼 |
速力:28kt |
航続距離:500浬 |
最大搭載人員:12名 |
主機:ディーゼル2基 2軸 |
出力:4800馬力 |
兵装:13mm単装機銃 ×1(中期型はなし) |
特130トン型巡視船PS101「あかぎ」型の5番船。200浬時代に対応し、高速性を有する、特130トン型巡視船。従来の小型巡視船が、排水型の船で有ったのに対し、やや滑走型の船型となっている。任務や計画時期の違いにより、前期型(1、2番船)、中期型(3〜5番船)、後期型(6、7番船)に分けられ、船橋構造や、武器:などに相違が見られる。前期型は、新海洋秩序(領海12浬や200浬の漁業水域などを設定)による外洋行動向けに建造。中期型は、大阪湾における航路哨戒を目的とし、船橋(操舵室)を拡大。後期型は、船橋前方を傾斜した、前期型の改良版となっている。外洋型の4隻は13mm単装機銃を備え、中期型3隻は代わりに放水銃を備えている。海上自衛隊のミサイル艇と、ほぼ同程度の大きさ。従来の小型巡視船とは、船体設計が大きく異なるが、船橋などの配置は、従来のスタイルを踏襲している。 |
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(2006年10月24日 新港第1突堤) |
(2006年7月4日 新港第五管区海上保安本部前) |
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PC18 「はるなみ」
配属:第五管区神戸海上保安部 |
竣工:H8.3.28 |
総トン数:113t |
全長:35.0m |
最大幅:6.3m |
深さ:3.4m |
船質:高張力鋼 |
速力:25kt |
主機:ディーゼル2基 2軸 |
出力:4000馬力 |
兵装:なし |
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35メートル型巡視艇 PC11「はやなみ」型の8番船。主として航路哨戒を任務とする、35メートル型巡視艇。減揺ボード(船尾舷側に装備した板)を、海面に羽根のように広げ、洋上停泊哨戒時の安定を図っている。巡視艇の船体は、グレーが普通だが、航路上で目立つように、船体は白く塗られている。PC16「はまなみ」以降は、阪神大震災の教訓を取り入れ、災害対応機能強化型と呼ばれている。そのため、赤外線捜索監視装置や水中捜索装置を搭載し、また、消火能力や物資輸送能力もアップしている。 |
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PC24 「うらなみ」
配属:第五管区神戸海上保安部 |
竣工:H12.1.24 |
総トン数:110t |
全長:35.0m |
最大幅:6.3m |
深さ:3.4m |
船質:高張力鋼 |
速力:24.0kt |
主機:ディーゼル2基 2軸 |
出力:4000馬力 |
兵装:なし |
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35メートル型巡視艇 PC22「はまぐも」型の3番船。PC11「はやなみ」型
の改型で、消防機能強化型と呼ばれている、35メートル型巡視艇。消防機能強化型巡視艇整備の背景には、従来独立して整備していた消防艇のリタイアを迎え、効率化のために、消防艇の機能を巡視艇に持たせるに至ったためである。海上保安庁の巡視艇には、一般に放水銃が装備されているが、本艇では、特に強化され、本格的なものとなっている。マストに装備された放水銃は、海面から17mまで伸ばすことが出来る。また、消防艇としての機能として、自衛用の散水ノズル、消火栓、なども備えているほか、放水時の安定性確保のため、船首にジェットノズルを備え、バウスラスターの機能を持たせている。減揺ボード(船尾舷側に装備した板)を、海面に羽根のように広げ、洋上停泊哨戒時の安定を図っている。巡視艇の船体は、グレーが普通だが、航路上で目立つように、船体は白く塗られている。 |
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(2006年8月2日 神戸港ポートアイランド北公園より) |
(2006年10月10日 新港第五管区海上保安本部前) |
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PC25「しきなみ」
配属:第五管区神戸海上保安部 |
竣工:H12.10.24 |
総トン数:110t |
全長:35.0m |
最大幅:6.3m |
深さ:3.4m |
船質:高張力鋼 |
速力:24.0kt |
主機:ディーゼル2基 2軸 |
出力:4000馬力 |
兵装:なし |
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35メートル型巡視艇 PC22「はまぐも」型の4番船。PC11「はやなみ」型
の改型で、消防機能強化型と呼ばれている、35メートル型巡視艇。消防機能強化型巡視艇整備の背景には、従来独立して整備していた消防艇のリタイアを迎え、効率化のために、消防艇の機能を巡視艇に持たせるに至ったためである。海上保安庁の巡視艇には、一般に放水銃が装備されているが、本艇では、特に強化され、本格的なものとなっている。マストに装備された放水銃は、海面から17mまで伸ばすことが出来る。また、消防艇としての機能として、自衛用の散水ノズル、消火栓、なども備えているほか、放水時の安定性確保のため、船首にジェットノズルを備え、バウスラスターの機能を持たせている。減揺ボード(船尾舷側に装備した板)を、海面に羽根のように広げ、洋上停泊哨戒時の安定を図っている。巡視艇の船体は、グレーが普通だが、航路上で目立つように、船体は白く塗られている。 |
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(2006年7月4日 新港第五管区海上保安本部前) |
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PC54 「ぬのびき」
配属:第五管区姫路海上保安署 |
竣工:H15.3.27 |
総トン数:125t |
全長:37.0m |
最大幅:6.7m |
深さ:3.4m |
船質:高張力鋼 |
速力:25kt |
主機:ディーゼル2基、ウォータージェット2基 |
出力:6500馬力 |
巡視艇PC51「よど」型4番艇。「消防機能強化型巡視艇」と呼ばれる、巡視艇に消防艇並の能力を兼ね備えた巡視艇。放水能力は最大17mまで延長される伸縮式の門型放水塔に4400リットル/分が2基、操舵室上に6000リットル/分が1基、前部甲板に2000リットル/分が1基である。単胴ながら、放水時の操船能力を確保するために推進装置をウォータージェットとし、船首部にもバウジェットを有する。消火作業時の安全性を確保するために船体には自衛用の噴霧装置を有し、有毒ガスの検地装置も持つ。能力はFM01「ぬのびき」型消防艇を上回り、FM01「ぬのびき」型消防艇を代替して配備されている。公称船型は35メートル型。 |
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PC82 「あわぎり」
配属:第五管区神戸海上保安部 |
竣工:S58.3.24 |
総トン数:123.7t(旧) |
全長:26.0m |
最大幅:6.3m |
深さ:3.0m |
船質:軽合金 |
速力:22kt |
主機:ディーゼル3基3軸 |
出力:3000馬力 |
航続距離:220浬 |
最大搭載人員:10名 |
狭水道の哨戒を主な目的として建造された巡視船PC64「あきづき」型の9番船。狭い水道の中を法定速度である12ノットで長時間航行し、いざというときは高速を発揮する必要があるために主機は速度域に応じて駆動するエンジンの数を調整する方式が採用されている。公称船型は特23メートル型。 |
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(2005年12月10日 明石海峡) |
(2006年6月1日 新港第五管区海上保安本部前) |
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CL03 「なだかぜ」
配属:第五管区神戸海上保安部 |
竣工:H3.3.15 |
総トン数:19t |
全長:17m |
最大幅:4m |
深さ:2.0m |
船質:高張力鋼 |
速力:29.0kt |
主機:ディーゼル2基2軸 |
出力:1400馬力 |
航続距離:150浬 |
最大搭載人員:5名 |
15メートル型(高速)巡視艇CL03「なだかぜ」型
。老朽化した巡視艇の代替えとして計画されたが、船型が小型に過ぎたためか、少数の建造にとどまった。 |
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CL42 「きくかぜ」
配属:第五管区神戸海上保安部 |
竣工:H6.3.24 |
総トン数:23t |
全長:20m |
最大幅:4.3m |
深さ:2.3m |
船質:高張力鋼 |
速力:30.0kt |
主機:ディーゼル2基2軸 |
出力:1820馬力 |
航続距離:160浬 |
最大搭載人員:5名
(後期型は6名) |
15メートル型(汎用)巡視艇CL11「すずかぜ」型。老朽化した巡視艇の代替えとして、目下鋭意建造されている、巡視艇。既に、120隻以上が任務に就いている。海上保安庁船艇の量産記録(96隻建造)を保持していた、巡視艇「ちよかぜ」型の代替を終了し、巡視艇「やまゆり」型の代替のため、尚も建造されている。原型に対して、船幅を大きくした後期型(CL46、CL58-CL73、CL76以降)、推進器をウォータジェットにしたタイプ、放水銃を廃止して防弾性を向上させた警備機能強化型などのバリエーションがある。また、配属地の関係で、冷房を強化した南方型、暖房を強化した北方型がある。船体はグレー塗装であったが、試験期間を経て、順次白色塗装でJapan
Coast Guard の表記に改められつつある。CL36「きりかぜ」は海上環境業務強化指定船、CL50「はまかぜ」は鑑識業務指定船に指定されている。指定船制度とは、高度な知識、技能を必要とする特殊な分野の業務を的確に処理するため、所属船艇のうち一部の船艇に対し、特定の業務が指定されているもので、当該業務に関する訓練・研修の強化を通じて乗組員の能力の向上に努めている。海上環境業務強化指定船は、海上環境業務執行体制の充実強化に関するもの、鑑識業務指定船は、科学技術を駆使した的確な証拠収集関するものである。CL129「やまゆり」には、平成16年4月、全国初となる女性のCL型巡視艇船長が就任した。CL134
あやめ(平成14年12月16日就役)以来建造が無かったが、平成18年度概算要求で、8隻の建造が計上されている。 |
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(2006年6月1日 新港第五管区海上保安本部前) |
(2006年8月11日 神戸大橋より) |
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CL117 「しらぎく」
配属:第五管区神戸海上保安部 |
竣工:H13.3.30 |
総トン数:23t |
全長:20m |
最大幅:4.5m |
深さ:2.3m |
船質:高張力鋼 |
速力:30.0kt |
主機:ディーゼル2基2軸 |
出力:1820馬力 |
航続距離:160浬 |
最大搭載人員:6名 |
15メートル型(汎用)巡視艇CL11「すずかぜ」型。CL42
きくかぜ参照。 |
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CL121 「むろかぜ」
配属:第五管区田辺海上保安部 |
竣工:H.14.3.29 |
総トン数:19t |
全長:20m |
最大幅:4.5m |
深さ:2.3m |
船質:高張力鋼 |
速力:30.0kt |
主機:ディーゼル2基2軸 |
出力:1820馬力 |
航続距離:160浬 |
最大搭載人員:6名 |
15メートル型(汎用)巡視艇 CL11「すずかぜ」型の111番船。解説はCL42「きくかぜ」を参考。 |
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(2006年10月24日 新港第五管区海上保安本部前) |
(2006年10月24日 新港第五管区海上保安本部前) |
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CL258 「まやざくら」
配属:第五管区神戸海上保安部 |
竣工:S59.12.20 |
総トン数:37t(旧) |
全長:18.0m |
最大幅:4.3m |
深さ:2.3m |
船質:高張力鋼 |
速力:20kt |
主機:ディーゼル 2基 2軸 |
出力:900馬力 |
航続距離:180浬 |
最大搭載人員:6名 |
15メートル型(汎用)巡視艇CL201「やまゆり」型。約10年間に渡り、64隻が建造されたが、船齢25年を前に、順次更新が進められている。配属地の任務にあわせて、操舵室の形状が改められたり、推進器をウォータージェットにしたりと言うバリエーションがある。公称船型は15メートル型巡視艇であるが、実際の全長にあわせて、部内では18メートル型巡視艇と呼ぶ場合もある。 |
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オイルフェンス展張艇 OX04 M104
配属:第五管区神戸海上保安部 |
竣工:S.50.2.28 |
総トン数:3.0t(旧) |
全長:22.0m |
最大幅:7.2m |
深さ:2.0m |
船質:鋼 |
速力:- |
主機:- |
出力:1820馬力 |
航続距離:- |
最大搭載人員:- |
オイルフェンス展張艇 OX01 M101 型。油流出事故に備え、オイルフェンスを搭載して、主要な港で待機している。自走出来ず、必要時は、巡視艇などに横抱き曳航され、現場海域へ向かう。テントの下にある、オレンジ色の座布団のような包みがオイルフェンスで、船尾の大型の滑車を経由して、油流出海面の周囲に、オイルフェンスを展張する。同種の船が、海上災害防止センターなどにも装備され、油流出事故の心配される港などに配備されている。オイルフェンスは総延長約800m分搭載している。また、船体内には、他船の油回収装置により回収した油を収容することが出来る。 |
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(2004年6月5日 神戸港中央航路) |
(2006年6月1日 新港第五管区海上保安本部前) |
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水路業務用船舶 |
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HS23 「うずしお」
配属:第五管区神戸海上保安本部 |
竣工:H7.12.20 |
総トン数:27t |
全長:21.0m |
最大幅:4.5m |
深さ:2.1m |
船質:高張力鋼 |
速力:15kt |
主機:ディーゼル 3基 3軸 |
出力:1050馬力 |
航続距離:200浬 |
最大搭載人員:10名 |
20メートル型測量船HS21「はましお」型。離島、地方港湾などの測量や、沿岸防災情報図用調査を主任務とする測量船。船内には、各種、測量・観測装置を搭載している。小型測量船は、各海上保安本部海洋情報部(旧
水路部)に配属されている。 |
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(2006年5月12日 新港第五管区海上保安本部前) |
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灯台業務用船舶 |
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LM208 「こううん」
配属:第五管区神戸海上保安部 |
竣工:H13.3.16 |
総トン数:93.1t(旧) |
全長:24.0m |
最大幅:6.0m |
深さ:2.8m |
船質:高張力鋼 |
速力:15.2kt |
主機:ディーゼル 2基 2軸 |
出力:1080馬力 |
20メートル型灯台見回り船 LM106「はくうん」型の11番船。離島、沿岸海域を担当する、中型の灯台見回り船。沿岸海域における業務に当たるために建造された。灯台や、灯浮標などを巡り、整備点検にあたる、灯台見回り船。船体後部両舷には、灯浮標に接舷して作業するため、防舷材が取り付けられている。20年を超えて同型船が建造されているため、順次改良が加えられている。平甲板型。 |
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LS220「たかひかり」
配属:第五管区神戸海上保安部 |
竣工:H2.1.31 |
総トン数:35t(旧) |
全長:17.5m |
最大幅:4.3m |
深さ:2.1m |
船質:高張力鋼 |
速力:15.0kt |
主機:ディーゼル 2基 2軸 |
出力:560馬力 |
17メートル型灯台見回り船 LS204「はつひかり」型の17番船。港湾周辺における業務に当たるために建造された、小型の灯台見回り船。日帰りの行動が基本とされている。灯浮標などを巡り、整備点検にあたる、灯台見回り船。船体後部両舷には、灯浮標に接舷して作業するため、防舷材が取り付けられている。10年を隔てて同型船が建造されているため、最新型では船橋など改良が加えられている。灯標、灯浮標の電池交換、点検保守等の巡回業務が主任務とされている。後部甲板は作業甲板とされており、蓄電池格納箱、排水用ポンプなどを設置してる。巡視艇「やまゆり」型をタイプシップとして建造されている。最近(平成14年)まで新造が続けられていたが、既に初期の建造船は解役が始まっている。平甲板型。 |
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(2006年7月3日 新港第五管区海上保安本部前) |
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第五管区所属以外の船艇 |
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警備救難業務用船舶 |
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PLH31 「しきしま」
配属:第三管区横浜海上保安本部 |
竣工:H4.4.8 |
総トン数:7175t |
全長:150m |
最大幅:16.5m |
深さ:9.0m |
船質:鋼 |
速力:25kt以上 |
航続距離:20000浬以上 |
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主機:ディーゼル4基、2軸 |
兵装:35ミリ連装機銃2基、20ミリ多銃身機銃2基 |
搭載機:アエロスパシアルAS332L1 中型ヘリコプター2機 |
ヘリコプター2機搭載型巡視船 PLH31「しきしま」型。日本−フランス間の、プルトニウム輸送船の護衛船として、平成4年4月に建造された、ヘリコプター2機搭載型巡視船。平成4年11月から平成5年1月にかけて、直ちに、プルトニウム輸送護衛の任務に就き、無事完遂した。平成5年の海上保安庁観閲式で、初めて公に姿を現せた。
任務の性格上、ヨーロッパから日本迄、無寄港で航海できる、長大な航続力を持っている。PLH21「みずほ」型の改良型とされるが、海上保安庁最大の巡視船で、その大きさは、海上自衛隊のイージス護衛艦「こんごう」にも匹敵する。空域監視装置(対空レーダー)、機関砲をも装備し、船体も艦艇構造とされている。その運用は、極めて秘密にされ、建造自体もあまりオープンにされていなかった。現在でも、見学や乗船は、家族や、乗員以外の職員さえも制限されている。日本の核利用政策の変更に伴い、プルトニウム需要が減少し、輸送護衛の任務は、当初計画ほど実施されていない。代わって、東シナ海での海賊対策など、航洋性を発揮した任務に就く機会が多くなっている。対空レーダーや、機関砲を備え、艦艇と言って何ら遜色が無い。搭載艇の詳細は公表されていないが、その艇体から見て、かなりの高速発揮が可能と思われる。船体は艦艇構造ではあるが、船尾は丸型で、優雅さを漂わせている。海上保安庁で唯一シュペルピューマヘリコプターを2機搭載している。長船首楼型船型であるが、ヘリ甲板があるため、平甲板型に近いシルエット。 |
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PL21 「こじま」
配属:海上保安大学校 (呉) |
竣工:H5.3.11 |
総トン数:3136t |
全長:115.2m |
最大幅:14m |
深さ:7.3m |
船質:鋼 |
速力:18kt |
主機:ディーゼル2基 2軸 |
出力:8000馬力 |
航続距離:7000浬 |
最大搭載人員:118名 |
3000トン型巡視船 PL21「こじま」型。平成5年に建造された、海上保安大学校の練習船。3000トン型巡視船。毎年、海上保安大学校の学生を乗せて、遠洋練習航海に活躍している。最近の建造であるが、警備救難業務よりも練習船任務が主任務のため、速力は押さえられている。代わって、外国高官の来訪に備え、特別公室が設けられている。従来の巡視船が、トラス構造のマストだったのに対して、塔状のマストになっている。後部甲板は、訓練甲板と呼ばれるが、ヘリコプターの発着も可能である。7メートル型高速警備救難艇、6メートル型作業艇各1隻、全天候型救命艇2隻を装備している。長船首楼型船型であるが、訓練甲板があるため、平甲板型に近いシルエット。 |
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(2006年7月4日 新港第1突堤) |
(2006年1月27日 新港第1突堤) |
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PL22 「みうら」
配属:海上保安大学校 (舞鶴) |
竣工:H10.10.28 |
総トン数:3,136t |
全長:115.2m |
最大幅:14m |
深さ:7.3m |
船質:鋼 |
速力:18kt |
主機:ディーゼル2基 2軸 |
出力:8000馬力 |
航続距離:7,000浬 |
兵装:20mm多銃身機関砲×1 |
3000トン型巡視船 PL22「みうら」型。最新の海上保安学校の練習船。「災害対応型」巡視船としての建造であるが、警備救難業務よりも練習船任務が主任務のため、速力は押さえられている。外観上、PL21「こじま」に良く似ているが、PL31「いず」に続く「災害対応型巡視船」として、災害派遣などの任務を考慮して、改良されており、特に、医療・給食設備や、救援物資の搭載区画が充実している。従来の巡視船が、トラス構造のマストだったのに対して、塔状のマストになっている。長船首楼型船型であるが、ヘリ甲板があるため、平甲板型に近いシルエット。7メートル型高速警備救難艇、6メートル型作業艇各1隻、全天候型救命艇2隻を装備している。PL21「こじま」との外観上の大きな相違は、艦橋後部に装備された、減揺タンクであろう。 |
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(2006年10月20日 新港第1突堤) |
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水路業務用船舶 |
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HL03 「明洋」
配属:本庁海洋情報部 |
竣工:H2.10.24 |
総トン数:550t |
全長:50.0m |
最大幅:10.5m |
深さ:5.0m |
船質:鋼 |
速力:15.8kt |
主機:ディーゼル 2基 2軸 |
出力:2200馬力 |
航続距離:5,000浬/14kt |
最大搭載人員:38名 |
主要観測機器:
・複合測位装置
・マルチビーム測深機(シービーム)
・水深測量自動収録装置 (HL03 なし)
・XBT
・ADCP |
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測量船HL03「明洋」型。沿岸海域での海洋調査を主任務とする測量船。測量船HL04「天洋」型の拡大型。船尾甲板には、各種、測量・観測装置を搭載している。その運用のために、船尾幅は、一般船よりも広く確保されている。船内には、採取したデータを即座に処理するための、各種分析装置を搭載している。サイドスキャンソナー、10メートル型測量艇などを搭載している。大型測量船は、本庁海洋情報部(旧
水路部)直轄で、東京港が定係港となっている。船首楼型。 |
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(2006年5月30日 神戸港 新港第2突堤) |
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灯台業務用船舶 |
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LL13 「ぎんが」
配属:第六管区広島海上保安部 |
竣工:S55.3.18 |
総トン数:619t(旧)
常備排水量:700t |
全長:55.0m |
最大幅:10.6m |
深さ:4.8m |
船質:鋼 |
速力:14.16kt |
主機:ディーゼル2基 2軸 |
出力:1300馬力 |
航続距離:3900浬 |
最大搭載人員:31名 |
設標船 LL11 ほくと 型の3番船。浮標の敷設や保守、回収を主任務とする。船首の甲板に、航路標識(ブイ)を搭載し、船橋前の大型クレーンで揚収する。船橋は3層になっていて、最上段は操舵室。中段の窓のある所は、クレーンの操縦室となっている。平甲板型。船体塗色は、作業で汚れやすいため、グレーに塗られている。L-2型灯浮標3基、またはL-3型灯浮標2基、重量4トンの沈錘4基を搭載できる。作業甲板の舷側には、防舷材がつけられている。 |
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(2006年10月24日 新港第1突堤) |
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兵庫県警察 |
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警備艇「まや」 |
警備艇「ろっこう」 |
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(2006年3月8日 神戸港 ポートアイランド北公園より) |
(2006年6月1日 新港第五管区海上保安本部前) |
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警備艇「ぬのびき」 |
警備艇「たかくら」 |
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(2006年6月1日 新港第五管区海上保安本部前) |
(2006年6月1日 新港第五管区海上保安本部前) |
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警備艇「さぎそう」 |
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(2006年9月4日 神戸空港北岸より) |
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神戸市 |
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港務艇「きくすい」 |
港務艇「おおわだ2」 |
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(2006年10月24日 神戸港 メリケンパークより) |
(2006年6月1日 神戸港) |
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清掃船「清港丸」 |
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(2006年6月1日 新港第4突堤より) |
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社団法人 神戸清港会 |
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清掃船「第二清港丸」
(社)神戸清港会は第五管区海上保安本部所管の公益法人。 |
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(2006年6月27日 神戸港 新港第4突堤より) |
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神戸市消防局 |
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消防救命艇「たちばな」
製作:石原造船所 |
竣工:H.3.12 |
総トン数:46t |
全長:- |
最大幅:- |
深さ:- |
船質:- |
速力:29.2kt |
主機:GM12V-92TA(1,040ps)の3基3軸 |
装備:
消防ポンプ:単段ボリュート型(1.0Mpa×11,000L/min)
放水砲(リモコン式):5000型1門、3000型2門
吐水口:65mm×14
泡原液槽:980L×2 |
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化学消防艇「くすのき」
製作:- |
竣工:- |
総トン数:- |
全長:- |
最大幅:- |
深さ:- |
船質:- |
速力:- |
主機:- |
装備:- |
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(2004年9月11日 神戸港ポートアイランド北公園より) |
(2005年8月11日 神戸港 北公園東タグ泊り) |
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財務省 神戸税関 |
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監視艇「こうべ」 |
監視艇「せとかぜ」 |
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(2006年6月1日 神戸港 第五管区海上保安本部前) |
(2006年5月12日 新港第五管区海上保安本部前) |
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法務省 大阪入国管理局 神戸支局 |
国土交通省 神戸運輸監理部 |
監視艇 「あしかぜ」 |
交通船 「はるかぜ」 |
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(2006年6月1日 新港第五管区海上保安本部前) |
(2006年10月24日 新港第五管区海上保安本部前) |
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水産庁 |
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高速型漁業取締船 「白鷺」
製作:三菱重工業下関造船所 |
竣工:H.17.3.29 |
総トン数:149t |
全長:- |
最大幅:- |
深さ:- |
船質:アルミ軽合金 |
速力:35kt |
主機:高出力高速ディーゼル機関+ウォータジェット推進装置2基 |
昭和63年に建造され、瀬戸内海及び四国沖周辺太平洋において漁業取締業務に従事していた高速漁業取締船「白鷺」の後継として建造。日本周辺海域の水産資源の保存と持続的利用において、大臣許可漁業及び知事許可漁業に従事する漁船の指導取締りを行う。高速性能及び耐波性能に優れたディープV船型を採用し、アルミ軽合金の使用によ って船体の軽量化を図る一方、主機関・推進器には高出力高速ディーゼル機関+ウォータジェット推進装置を2基を搭載することにより、35ノットの航海速力を確保し、 高速性を活かした広域漁業取締業務を可能とした。また、フィンスタビライザーを装備することにより、走行時船体横揺を減少させ、 安定航走を可能とした。近赤外線監視カメラ装置及びカメラ連動探照灯を装備することで、昼夜を問わず監視・取締機能を向上させるとともに、情報掲示板の装備により、広報・取締行動に於
ける業務の効率化を図った。また、膨張型搭載艇及び電動油圧クレーンを搭載するこ
とで洋上立入検査能力の向上を図った。船内情報管理システム(船内LAN)を核に、航海情報監視システム・機関統合制
御システム・備品、保守管理システム・漁船検索システム等をリンクさせることによ
り情報の共有化を図り、取締業務の迅速化及び効率化を図った。 |
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漁業取締船「せとうち」 |
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(2006年8月24日 HAT 白鷺桟橋) |
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気象庁 |
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海洋気象観測船「啓風丸」
配属:神戸海洋気象台 |
竣工:H.12.9.27 |
総トン数(国際):1,882t
総トン数(国内):1,483t |
全長:81.39m |
幅(型):13.40m |
深さ(型):6.00m |
喫水:4.5m |
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航続距離:1万マイル |
航海速力:14kt |
最大搭載人員:50名 |
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主機関:2,942kw(4000ps)×1台 |
主発電機:450kw×1,200rpm×3台 |
HP:http://www.kobe-jma.go.jp/kaiyo/Keifu_Maru/Keifu_index.html |
気象庁所属の観測船(5隻)中で最新の観測船.。神戸海洋気象台に配属され、神戸港を基地としている。主に北西太平洋での海洋、海上の観測を行う。 |
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(2005年6月17日 ポートアイランド) |
(2005年6月17日 ポートアイランド) |
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国土交通省近畿地方整備局神戸港湾空港技術調査事務所 |
海面清掃船「いこま」
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海面清掃兼油回収船「紀淡丸」
所属港:神戸 |
竣工:S.54.1.31 |
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総トン数:428.29トン(旧法) |
全長:41.84m |
深さ:4.00m |
喫水:3.10m |
全幅:10.40m |
船質:鋼 |
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製造時試運転速力:13.40kt |
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主機:ディーゼル X2基、2軸 |
軸出力:882kW |
清掃装置 |
形式 |
コンテナ式 |
容量 |
40m3 |
油回収装置 |
形式 |
傾斜板型×2台 |
HP:http://www.pa.kkr.mlit.go.jp/kobegicyo/sempaku/kitanmaru.html |
海面に浮遊するゴミを回収するほか、油流出事故による油も回収できる。単胴タイプで油の回収能力が大きくなっているのが特徴。2006年度いっぱいでの引退が決まっている。 |
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(2005年9月5日
国土交通省 近畿地方整備局 神戸港湾空港技術調査事務所) |
(2006年5月16日 ポートアイランド北公園より) |
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(2006年7月31日 神戸大橋より) |
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監督測量船 「いずみ」
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(2006年5月31日
国土交通省 近畿地方整備局 神戸港湾空港技術調査事務所) |
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独立行政法人海洋研究開発機構 |
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深海調査研究船「かいれい」
全長 |
105.2m |
巾 |
16.0m |
深さ |
7.3m |
喫水 |
4.5m |
総トン数 |
4,628t |
航海速力 |
約16kt |
航海距離 |
約9,600マイル |
定員 |
60名
(乗組員29名、「かいこう運用員」9名、
研究者等22名)
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主推進機関 |
ディーゼル機関 3,000馬力×2基 |
主推進方式 |
可変ピッチプロペラ×2軸 |
HP |
http://www.jamstec.go.jp/ships/kairei1.html |
無人探査機「かいこう」の専用母船として「かいこう」を運用し、海溝域の海底調査を行う。また、大規模なマルチチャンネル反射法探査システムを搭載し、海底下十数Kmまでの地殻構造を詳細に把握することができる。11,000m
までの測深が可能なマルチナロービーム音響測深機を装備し、リアルタイムで広範囲な海底地形図を得ることができる。また、サブボトムプロファイラーによって深海底表層の地層や断層を同時に知ることができる。 |
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地球深部探査船「ちきゅう」
竣工 |
2005.7.29 |
建造 |
船体:三井造船玉野事業所
掘削装置:三菱重工業長崎造船所香焼工場 |
全長 |
210m |
巾 |
38m |
深さ |
16.2m |
喫水 |
9.2m |
総トン数 |
約57,087t |
航海速力 |
12kt |
航海距離 |
約14,800海里 (満載、10ktにて) |
定員 |
150名
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主推進装置 |
バウスラスタ(2,550kW)×1基
アジマススラスタ(4,200kW)×6基 |
発電機容量 |
35,000kW
主発電機:5,000kW × 6
補助発電機:2,500kW × 2 |
ヘリコプターデッキ |
30人乗り大型ヘリコプターが発着可能 |
掘削方式 |
ライザー掘削方式・ライザーレス掘削方式 |
掘削能力最大稼働水深 |
ライザーレス掘削時: 2,500m
ライザー掘削時:7,000m
ドリルストリング長: 12,000m |
噴出防止装置 |
重さ380トン
高さ14.5メートル
耐圧能力103MPa |
ライザーパイプ |
長さ27メートル(1本)
直径約50センチメートル |
ドリルパイプ |
長さ9.5メートル(1本)
直径13-14センチメートル |
デリック
(掘削やぐら) |
高さ70.1メートル
幅18.3メートル
長さ21.9メートル
最大吊上荷重1,250トン |
ムーンプール |
12メートル X 22メートル |
ドローワークス |
吊り下げ能力1,250トン
5,000馬力(3,728kW) |
日本・米国・欧州が主導する統合国際深海掘削計画(IODP)で運用される予定の掘削船の一つである。海洋石油掘削に利用されるライザー掘削システムを採用しており、水深2,500mの深海域で、地底下7,000mまで掘削する能力を備えている。掘削7,000mというのは、既存の学術用掘削船の3倍以上の能力であり、マントル物質や巨大地震発生域の試料を採取することができる。また、石油・ガスなどが噴出するおそれのある海域でも安全な掘削を行うことができる。船体ほぼ中央に船底からの高さが130メートルある掘削用やぐらがそびえ立っているほか、掘削中は半年以上にわたって移動できないため、乗船研究者・乗組員の交代のためにヘリポートが備え付けられていることが特徴である。運用開始前に各地を寄港しており、神戸港には2006年6月8日から14日まで寄港した。
HP:
http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/CHIKYU/index.html |
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(2006年3月10日 川崎造船神戸工場北浜岸壁) |
(2006年6月9日 新港第4突堤) |
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(2006年6月8日 新港第4突堤) |
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海洋調査船「かいよう」
全長 |
61.6m |
巾 |
28.0m |
深さ |
10.6m |
喫水 |
6.3m |
国際総トン数 |
3,385トン |
航海速力 |
約13ノット |
航海距離 |
約6,200マイル |
定員 |
60名 (乗組員29名、研究者等31名) |
主発電機関 |
ディーゼル機関 1,250kw×4基 |
主推進機関 |
誘導電動機 860kw×4基 |
主推進方式 |
可変ピッチプロペラ×2軸 |
船首スラスタ推力 |
6.8t×4台 |
船尾スラスタ推力 |
4.0t×4台 |
HP |
http://www.jamstec.go.jp/ships/kaiyo1.html |
船体の形状は半水没型双胴船。同船は、海洋に関する基盤的研究開発の調査船として建造され最新の観測・調査装置を装備している。また調査内容に応じて、無人深海探査機や海底地震計測機も運用する。 |
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(2006年10月19日 神戸港 新港第1突堤) |
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(2006年10月19日 神戸港 新港第1突堤) |
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海上自衛隊 |
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潜水艦救難艦 403 「ちはや」
配属:- |
竣工:- |
基準排水量:5,450t |
全長:128m |
最大幅:20.0m |
深さ:9.0m |
喫水:3.0m |
速力:21kt |
航続距離:4400浬 |
最大搭載人員:125名 |
主機:ディーゼル2基2軸 |
出力:19,500PS |
特殊装置:深海救難装置一式 |
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潜水艦救難母艦 405 「ちよだ」
配属:- |
竣工:- |
基準排水量:3,650t |
全長:113m |
最大幅:17.6m |
深さ:8.5m |
喫水:4.6m |
速力:17kt |
船型:船首楼型 |
最大搭載人員:120名 |
主機:ディーゼル2基2軸 |
出力:11,500PS |
特殊装置:深海潜水装置一式、深海救難艇×1 |
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(2004年12月18日 川崎造船神戸工場北浜岸壁) |
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