電気機関車(Electric Locomotive)



交流機
形式
撮影日
(場所)
備考
ED75 (40kB)
1984.-1.22.
(門司機関区)
ED75形はそれまでの技術を集約して以後の標準交流機とすることを目的として昭和38年から43年にかけて試作機2両を含む160両が製作された。(写真:EF81とならぶED75(門司機関区撮影会にて))
ED76 (39kB)
1984.-1.22.
(門司機関区)
ED72形の改良増備用として昭和40年から51年に94両が製作された。列車暖房方式を蒸気とし、2級線、3級線への入線も可能にするため中間に軸重可変用台車を設けて軸配置をB-2-Bとした。(写真:門司機関区撮影会にて)


直流機
形式
(サムネイル)
撮影日
(場所)
備考
ED16 (88kB)
1982.-8.-6.
(玉川機関区)
戦前に生まれた初期の国産電気機関車である。幹線の勾配区間として電化が進行した上越線や中央線で活躍した。最後の頃は輸送量の比較的少ない南武線や青梅線で貨物列車を牽引した。1号機は現在残る数少ない黎明期の国産電気機関車として、準鉄道記念物に指定されている。
EF55 (83kB)
1982.-8.-8.
(高崎第2機関庫)
昭和11年3月、EF53形の最終増備車の資材を用いて製作された省形機関車である。1930年代の欧米の流線型ブームに刺激された車体が最大の特徴だが、2エンド側は平妻で小デッキがつく。列車牽引時は原則として1エンド側を先頭として運用されるため、常に方転を考慮しなければならないことが災いして昭和33年に休車、39年に廃車となった。総数3両のうち昭和61年に車籍復活した1号機のみが現存し、イベント用としてJR東日本高崎運転所に配置されている。昭和53年には準鉄道記念物に指定されている。
EF58 61号機 (101kB)

EF58 150号機 (90kB)

不明
(不明)
EF58形は戦後の鉄道輸送復興期における車輌の質的回復と輸送力増強を目的とした幹線電化計画に応じて新製が計画された旅客用機関車で、貨物用EF15形と共通設計部品を使って昭和21〜33年に172両が製作された。61号機はお召し列車牽引用として指定発注され、昭和28年に日立製作所で落成した。150号機は昭和33年に東芝で落成し、昭和60年に廃車となったが、昭和62年に車籍復活してJR西日本の宮原客区に配置されている。関西圏を中心に臨時列車やイベント列車牽引に使用されている。写真は青大将塗装当時のもの。
EF60 (70kB)
1984.-1.-7.
(山陽線・小郡駅)
広島電化開業を控えた昭和35年、平坦線区での重貨物牽引用として登場した型式である。昭和39年までに129両が生産された。また、貨物牽引用に増備が進められていたEF60形に20系特急形客車牽引用特殊装置を追加して昭和38年に登場したのがEF60形500番代である。501〜511号機は一般形第3次量産車と同時期に製作されたため、車体外観はスカートに電源車制御用ジャンパ栓が取り付けられた以外は同一である。写真の60号機は第3次量産車に属する。
EF61(33kB)
1983.-8.26.
(山陽線・下関駅)
 
ED62 (30kB)
不明
(不明)
線路規格等級の低い飯田線に投入するためにED61形に軸重軽減化改造を施したのがED62である。昭和49年から昭和54年に長野工場においてED61形全18輌がED62形へ改造された。現在は2輌が残るが保留車となっている。
EF62 (38kB)
不明
(信越線・軽井沢駅?)
EF63形と協調運転可能な急勾配機。独立主電動機回路などEF63に準じた機構がとり入れられ、広範な客貨列車運転に活躍した。
EF63 (72kB)
1990.10.-4.
(信越線・軽井沢駅)
碓氷峠の急勾配粘着運転の立役者。平成9(1997)年9月30日、北陸新幹線への切り替えまで安全運転の輝かしい歴史を残してEF62形とともに全機廃車。(写真:「白山」と連結作業中のEF63)
EF65 1000番代 (85kB)
1986.-8.19.
(宇野線・宇野駅)
EF65 1〜は貨物列車を高速化することで東海道・山陽線の線路容量不足を解消することを目的に登場した形式で、昭和40〜45年に135両が製造された。これを母体に20系特急客車牽引用機器を付加して新製または改造されたものが500番代である(P形・旅客用)。P型に更に重連総括制御装置及び1000系高速貨車に対応した装備を施したのがF形(貨物用)である。500番代のP形とF形の両方の機能を備えたのが1000番代・PF形である。輸送力増強用に昭和44年から54年にかねて139両が製造された。昭和51年落成の1056号機からはパンタグラフが下枠交差形のPS22B形になった(1119号機からはLA16形)他、ナンバープレートがブロック式ステンレスエッチング加工品になった。(写真:寝台特急「瀬戸」)

(JR貨物塗装)
EF66
EF66 100番代
EF67 0番代
EF67 100番代


交直両用機
形式
撮影日
(場所)
備考
EF30 (90kB)
1985頃?
(山陽線・下関駅)
下関・門司間専用の電気機関車として開発された。下関・門司間は関門海底トンネルがあり、送電方式が下関(直流)と門司(交流)と違うなどの特殊事情がある。外装は塩害対策のためステンレスである。(写真:EF30に牽引され下関駅に入る寝台特急「あさかぜ」)
EF81 300番代 (40kB)
1984.-1.22.
(門司機関区)
標準交流機として増備の進むEF81形を輸送力増強用として関門間の列車を担当する門司機関区に新製配備するために、EF30形と同様に防蝕ステンレス車体としたことで300番代として区別した。昭和48年に2両、49年に1両、50年に1両が製造された。昭和63年頃までに重連総括制御化改造が全機に施されている。301、302号機は一時田端区に配置され赤13号塗色とされ現在に至っている。(門司機関区撮影会にて)
参考文献:レイルマガジン1999-9月号増刊 「JR車輌ハンドブック1999」 (ネコ・パブリッシング)
鉄道ファン 1999年7月号 (交友社)
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