2006.2.12. 海王丸一般公開
2006年2月8日から2月13日にかけて練習帆船「海王丸」が中突堤に接岸した。海王丸は一昨年の台風で富山港沖にて座礁大破し、横浜で修理を行っていたが、2006年1月1日に復帰し、1月5日より復帰後初の訓練航海を行っている。
ここでは12日に行われた一般公開の様子を紹介する。

中突堤に停泊する海王丸。海王丸の中突堤着岸も今回が初めて。
  
天気がすばらしく良くて、多くの人が見学に訪れた。 海王丸の概要。船舶の所有が航海訓練所でないことに注目。
   
キャプスタンをまわす棒。 甲板を磨く椰子の実と砥石。
   
こちらのキャプスタンは電動。 舵輪。帆走時はこれで舵を取る。通常は2人、荒天時は4人で廻すとのこと。
 
舵輪にも海王丸の銘が入っていますね。 羅針盤。舵輪の両脇に1基ずつ。
   
後部甲板から船内入り口へは大混雑。 中部甲板は立ち入り禁止でした。ポートタワーの手前にディーゼル機関の煙突。
     
船内への階段。練習船とはいえ内装も結構凝っている。
   
仕官食堂。結構、リッチなつくり。
 
一等航海士(船内でNo.3)のお部屋。 ゲストルーム。
   
通路。やはり狭い。
   
第一教室。120名収容可能。実習生食堂、図書室としても使われる。これの他に40名収容可能の第二教室がある。
図書は約4,000冊あるとのこと。座礁時にほとんどの本は駄目になり、他の練習船等から融通してもらったらしい。
 
船橋。書いてあるのは船舶の登録番号。 予備の錨と錨の巻き上げ装置。
    
無謀にも甲板からマスト頂上までのパノラマを作ってみた。やはりうまく出来なかった。(涙)
マストは最大高50m超。
   
バウ・スプリットと神戸ポートタワー。 こちらが手動のキャプスタン。この穴に棒を挿して廻す。
   
キャプスタン上部。「KAIOU MARU」ではなく「KAIWO MARU」なのだ。 救命艇。もうこれが訓練以外で役立つようなことがありませんように。
これにて下船。

海王丸は座礁時の傷も見えず、再就役して間もないということもあってとてもきれいだった。停泊位置が中突堤だが、バックのオリエンタルホテルも白で海王丸の船体が溶け込んでしまい、あまりよろしくない。セイルドリルのときもあまり映えないのではと心配してしまう。これは何とかならんかなと思う。
一覧に戻る
inserted by FC2 system