相楽園 つつじ遊山 (2005.5.3 神戸市中央区)

 
 
相楽園は、神戸市の都市公園のうち唯一の日本式庭園で、 元神戸市長小寺兼吉氏の先代小寺泰次郎氏が明治18年頃築造 に着手し、明治末期に完成したものである。庭園の形式は、池泉回遊式庭園に加えて明治時代の欧米化の 影響をうけて広場も併設されている。当時、一般からは「小寺邸」または「蘇鉄園」と呼ばれていたが、 昭和16年3月神戸市へ譲渡され同年11月から「相楽園」として 春秋2回一般に公開されていた。戦前には、園内に豪壮な本邸その他付属建物があったが第二 次大戦により焼失し、旧建物としては、欧風スタイルの厩舎 (昭和45年6月重要文化財指定)、塀および各門が名残をとどめている。その後、旧ハッサム住宅(昭和36年6月重要文化財指定)、 相楽園会館(昭和38年完成)、茶室(昭和38年10月完成)、船屋形(昭和55年 移築)などが 建築され、往時にまさる景観が見られるようになった。なお、園内には楠の大木、蘇鉄林、大灯篭が今なお雄大な景観を保っている。

相楽園 (神戸市公園緑化協会) http://www.kobe-park.or.jp/sourakuen/index.html
それでは、相楽園に入ってみましょう。 入り口
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