エコ自動車運搬船進水
(2004年10月22日 三菱重工(株)神戸造船所)

2004年10月22日午前9時、三菱重工神戸造船所で新型の自動車運搬船4隻シリーズの最終番(4番)船が進水した。ポートアイランド西バース跡地からは神戸造船所がよく見えるので、そこから進水の様子を見学することにした。専門家ではないので、詳しいことはわからないが、遠くから見ていても迫力があって興味深かった。(不適切な記述などがあった場合は、御指摘くださると幸いである。)
なお、平成17年1月現在、西バース跡地は再開発中につき、立ち入りを禁じられている。
進水した船はFREEDOM ACE(フリーダム・エース)と命名された。

フリーダム・エースについて 
〔 主 要 目 〕
▽全長:約200m ▽ 幅:32.26m▽深さ:34.52m ▽総トン数:約61,000トン
▽主機:三菱UEディーゼル機関 7UEC60LSU( P/U )1基
▽自動車積載数:6,400台 (基準小型自動車換算)▽船籍:パナマ
商船三井(東京)から受注。環境に配慮した構造が特徴。燃料タンクは二重構造で、さらに従来の外板よりの配置を内側に配置するなど、万一、外板が損傷しても油が流出しにくい構造となっており、座礁しても油が漏れにくくなっている。また、プロペラを工夫し推進力を高めるることで、燃費効率も上昇。風圧抵抗を低減した船の形状などにより従来の同クラス船に比べ約10%の燃費節減が可能な省エネタイプの自動車運搬船。


進水前日の第3船台 遠くからはわからないけど、もう準備は整っているはず。
進水開始 午前9時、造船所と警戒のタグからのサイレンを合図に進水開始。ゆっくりと船台を滑り始め、船尾から水の中へ入っていく。 船は大きな音もなく船台を滑っていく。遠く離れた所から見てもなかなか迫力がある。
浮揚 初めて水に浮く瞬間。ワイヤーが切られ、大きな音と水しぶきが上がる。
船は慣性により音も無く港内を進み続ける。傍らには警戒のタグが寄り添っている。船はどんどん船台から離れていく。
船が船尾を左に曲げながら速度を落としたときには、ここまで進んでいた。
曳航 タグが艤装岸壁までの曳航の作業を開始。 タグによって、船はどんどん回頭してゆく。
最初は見えなかった右舷も見えてきた。 ついに約180度回頭。船首が見えた。割られたくす玉と命名まで船名を覆っていた紅白幕が進水式であることを印象付ける。艤装前につき、船橋などはまだ骨組みのまま。
試みに進水の様子をスライドショーにしてみました。
見たい方は、こちらからどうぞ。
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その後、フリーダム・エースは艤装岸壁に係留され、艤装作業が進められた。
平成17年1月には港外に出て試験航海にも出ている。2月には船主に引き渡される予定。
2005年1月22日
試験航海から戻り、岸壁に戻るためにタグの助けを借りて回頭中。
(メリケンパークより)  (画像提供 Captain Teaさん
2005年1月22日
岸壁に係留されるフリーダム・エース。船橋なども随分出来上がった。
(画像提供 けろさん
追記:2005年2月15日、フリーダム・エースは発注先の商船三井に引き渡された。 プレスリリースはこちらから。
 2005年1月30日作成
2005年2月5日 更新
2005年5月7日 更新
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