その他の地域の建物

兵庫県公館(旧兵庫県南庁舎)
所在地:神戸市中央区下山手通4丁目4番1号

設計:文部省(山口半六)
施工:同和組
竣工:明治35(1902)年
備考:国登録有形文化財

RC造り地上3階、地下2階建て。4代目の兵庫県本庁舎として、明治35(1902)年に建設。文部省の建築家として金沢の旧第四高等中学校本館(重文)などを残した建築家・山口半六の設計。3年余りの工期の途中で他界し、代わって山口の下で工事監督をしていた秋吉金徳が完成させた。完成当時、フランス・ルネサンス様式の建造物としては、規模・優雅さ、ともに日本一の名声を博した。第2次世界大戦で外壁だけを残して焼失。戦後修復し、兵庫県南庁舎として利用。その後、老朽化が激しくなり、昭和58(1983)年から大改造工事を実施し、兵庫県公館として生まれ変わった。
公式HP http://web.pref.hyogo.jp/koukan/index.htm
正門前から見る。フランス・ルネサンス様式特有の曲線美豊かなマンサード屋根が印象的。守衛詰所の建築も面白い。
(平成17年5月3日 撮影)
北側および西側壁面のライトアップの様子。(平成17年5月26日 撮影)

神戸地方・簡易裁判所(旧神戸地方裁判所)
所在地:兵庫県神戸市中央区橘通2丁目2番1号
旧建築
設計:司法省(河合造蔵)
施工:-
竣工:明治37(1904)年
新建築
設計:神戸営繕事務所
施工:-
竣工:平成3(1991)年
旧の建物は河合浩蔵の設計で、れんが造り地上2階、地下1階。明治37(1904)年に完成した。老朽化のため、平成3(1991)年に神戸営繕事務所により外壁のみが保存され、鉄骨鉄筋コンクリート造り地上5階、地下1階、塔屋1階の建物に増改築された。 
(平成17年9月5日 撮影)

フロインドリーブ本店(旧ユニオン教会)
所在地:兵庫県神戸市中央区生田町4丁目6番15号
設計:ヴォーリズ建築事務所
施工:-
竣工:昭和3(1928)年
備考:鉄筋コンクリート造3階建、スレート葺、建築面積463u、塔屋付 登録文化財(1999年指定)
1928年に建てられたゴシック様式の教会。老舗のベーカリー「フロインドリーブ」が2年かけて改築し、1Fを店舗・2Fの礼拝堂をカフェにとして利用している。2Fのカフェスペースは高い天井、窓など当時の教会の面影を残している。
HP:http://www.mars.dti.ne.jp/~ghb1266/
(平成18年4月6日 撮影) (平成18年4月6日 撮影)

神戸栄光教会
所在地:神戸市中央区下山手通4丁目16番1号
旧建築
設計:-
施工:-
竣工:-大正11(1922)年
新建築
設計:-
施工:-
竣工:平成16(2004)年10月
先代の教会は大正11(1922)年に竣工。会堂の三角屋根と40メートル近い鐘楼の絶妙の配置、赤レンガの外観が特徴で、7070年以上にわたり神戸のランドマークの一つとして親しまれてきたが、平成7(1995)年の阪神・淡路大震災で全壊した。震災から10年後の平成16年10月に再建。礼拝堂を1階に移すなどバリアフリーに考慮し、新たにパイプオルガンを設置するなどして、新しい時代にふさわしい教会に生まれ変わった。
再建工事中の様子。 (平成16年7月2日撮影)
(平成17年5月3日 撮影) (平成17年6月12日 撮影)

日本基督教団神戸教会
所在地:神戸市中央区花隈町9番16号

設計:原科建築事務所
施工:-
竣工:昭和7(1932)年

昭和19(1944)年2月11日に陸軍防空本部となり、コールタールで真っ黒く塗られた。昭和20(1945)年6月1日の神戸大空襲では敷石に爆弾があたったものの、辛くも焼け残った。昭和29(1954)年2月から4月にかけて外壁のコールタールが洗い流され、白い元の姿に戻った。
(平成16年7月2日 撮影)

JR東海道線灘駅
所在地:兵庫県神戸市灘区岩屋北町7丁目3番1号

設計:鉄道省
施工:-
竣工:昭和9(1934)年

木造1階建て。都会のJRでは橋上駅化が進み、このようなタイプの駅は非常に珍しくなった。灘駅も橋上駅に建て替えるため、取り壊すことが決まっている。
アーチ型の明かり取りのデザインが優雅。
(平成17年9月3日 撮影)
(平成17年9月3日 撮影)
(平成17年9月3日 撮影)

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