北野地区の建物

異人館

東天閣(旧ビショップ邸)
所在地: 神戸市中央区山本通3丁目14番18号

設計:ガリバー(イギリス人建築家)
施工:未詳
竣工:明治27(1894)年

イギリス人水先案内人F.ビショップの居宅として建築。終戦間もない昭和20年9月、それまで傷病軍人の療養所として使われていたのを、中華料理人の李孝先氏が買取りって中華料理店とした。
(平成17年5月26日 撮影)

異人館以外の建物

神戸モスク(神戸回教寺院)
所在地:神戸市中央区中山手通2丁目25番14号

設計:スワガー建築事務所
施工:竹中工務店
竣工:昭和10(1935)年

昭和10(1935)年に建てられた日本で最初のイスラムの礼拝堂。インド人貿易商をはじめとする在神ムスリムによって建立。インド・イスラム様式である。回教寺院は、ここと昭和13年5月に出来た東京渋谷区代々木の2箇所だけとのこと。戦時下でも被害に遭わず、阪神・淡路大震災でも外壁が少し崩れただけだった。大きな2本の尖塔とドームの上には三日月の装飾が載っている。
神戸モスク:http://islam3.hp.infoseek.co.jp/benri/kobe.htm
(平成17年5月25日 撮影)

北野工房のまち
所在地:神戸市中央区中山手通3丁目17番1号

設計:未詳
施工:未詳
竣工:昭和6(1931)年

旧北野小学校は阪神・淡路大震災により二棟あった校舎のうち一棟が使用不能となり、児童数の減少もあって、隣接する二小学校との統合が決定され、平成8(1996)年に閉校となった。閉校を惜しむ声は強く、思い出のいっぱい詰まった校舎を保存して欲しいという要望が持ち上がり、またトアロードの復権を願う商店会からは、その拠点にという声が上がっていた。さらに、神戸市が、かねて閉校後の旧北野小学校の活用法を検討していたこともあり、神戸市、(財)神戸ファッション協会、(財)神戸市都市整備公社によって、具体計画がまとめられ、平成9(1997)111月には改修工事が着手され、同時にテナント募集も開始。平成10(1998)年7月11日にグランドオープンを迎えた。
北野工房のまち:http://www.kitanokoubou.ne.jp/

北野地区以外の異人館等

相楽園
旧ハッサム邸
所在地:神戸市中央区中山手通5 相楽園内

設計:A.N.ハンセル
施工:未詳
竣工:明治35(1902)年

備考:国指定重要文化財

木造2階建て。北野町2丁目にあった英国人貿易商ハッサム氏の邸宅が昭和36(1961)年に神戸市に寄贈され、2年後に移築保存されたもの。明治開港当時の港町(神戸・横浜・長崎)に於ける洋式の装飾主義外国人住宅の典型的なものである。内部は春と秋に一般公開される。内部の様子はこちら
(平成17年5月3日 撮影)
旧小寺家厩舎
所在地:神戸市中央区中山手通5 相楽園内

設計:河合浩蔵
施工不詳
竣工:明治43(1910)年頃

備考:国指定重要文化財

木造2階建て。相楽園の所有者であった元神戸市長・小寺謙吉氏が厩舎としてこの地に建てたもの。円型の塔屋、急勾配の屋根や屋根窓、豊富な切妻飾りなど変化に富んだ意匠で飾られている。左側1階は馬車を入れる車庫、2階に厩務員の宿舎、右側は高い吹き抜け天井を持つ馬房である。
(平成17年5月3日 撮影)

ポートアイランド
みなと異人館
所在地:神戸市中央区港島2丁目2番地 北公園内

設計:未詳
施工:未詳
竣工:明治391906)年

貿易商ヘイガー氏の私邸として北野町4丁目に建てられた。昭和24年以降は、日本郵船株式会社の生田船員寮として使われてた。当時は東棟、西棟の2棟があったが、東棟は香川県高松市に移築、西棟を神戸市が昭和53年に譲り受け、修復のうえ、ポートアイランドにある北公園内に移築し、「みなと異人館」としてオープンした。主に結婚式場として使われている。
神戸みなと異人館HP
(平成17年7月27日 撮影)
(平成18年5月29日 撮影)

inserted by FC2 system