港湾関係の建物

神戸税関(旧館)
所在地:神戸市中央区新港町12番地

設計:大蔵省営繕課
施工:森田福市(広島市)
竣工:昭和2(1927)年

鉄筋コンクリート造り4階建て。神戸大震災により亀裂が入るなどの被害を受けた。建て替えにあたり、市民などからの要望に応えて外壁・時計塔・吹き抜けの玄関ホール等は、昔の姿そのままで残された。玄関部を除く内部については、中庭をもつ斬新な構造物へと生まれ変わっている。
神戸税関HP:http://www.kobe-customs.go.jp/
神戸税関一般公開のようすはこちら
(平成17年11月23日 撮影)
(平成15年11月22日 撮影) (平成17年11月23日 撮影)
神戸空港開港記念の時計塔ライトアップ
(平成18年3月23日 撮影)

新港貿易会館 (旧新港総合館)
所在地:神戸市中央区新港町8番地

設計:兵庫県
施工:未詳
竣工:昭和9(1934)年

鉄筋コンクリート造4階建て。スクラッチタイル張りで丸みのある正面の外観が特徴的な建物である。新港第3突堤の入り口に位置している。なお、西に面している道路は日本で一番短い国道「174号線」である。
(平成17年5月31日 撮影)
(平成16年9月4日 撮影) (平成17年11月23日 神戸税関新館屋上より撮影)
(平成15年11月22日 撮影)

神戸農林水産消費技術センター(旧国立生糸検査所)
所在地:神戸市中央区小野浜町1番地

設計:神戸市営繕課
施工:大林組
竣工:昭和2(1927)年

鉄筋コンクリート造4階建て。新港貿易会館の北側に位置する。輸出生糸の検査を行う目的で神戸市が建設した。正面は縦の線を強調した意匠と褐色タイルの外壁が特徴であり、装飾は控えめである。裏手は装飾も多く、外壁の色も焦げ茶が基調である。現在は食品等の品質や表示に関する分析調査、消費の改善に関する技術上の情報収集及び提供を行う独立法人機構となっている。
(平成17年11月23日 撮影)
(平成17年11月23日 撮影) (平成17年11月23日 神戸税関新館屋上より撮影)
(平成17年11月23日 撮影)
(平成17年6月7日 撮影)

旧神戸港駅
所在地:神戸市中央区 新港第4突堤

設計:-
施工:-
竣工:-

明治40年、東海道本線六甲道〜灘間の東灘信号場から線路を分岐し、新港第4突堤)の初代神戸港駅が開業。その後次々と神戸港には各突堤へと続く線路が張り巡らされ、昭和8年6月には戦前における神戸港の鉄道網が完成した。神戸港第4突堤は国際旅客航路の大型船舶が接岸し、欧州航路の航行に合わせた旅客列車、通称「ボートトレイン」が大正15年8月から京都〜神戸港間に運転された。一時は一世を風靡した臨港線も昭和59年2月から廃止が始まり、昭和61年11月の神戸港〜摩耶埠頭間の廃止をもって全廃。現在この建物はみなと総局の神戸港管理事務所となっているが、線路こそ撤去されているもののボートトレインが発着していたホームがそのまま残っており、現役時の姿をとどめている。
(平成18年2月24日 撮影) (平成18年2月24日 撮影)

港湾施設(灯台など)
旧新港第五突堤信号所
所在地:神戸市中央区 ハーバーランド

設計:未詳
施工:未詳
竣工:大正10(1921)年

大正10(1921)年に新港第四突堤に建設、昭和12(1937)年に新港第5突堤に移設。平成2(1990)年に役目を終え、平成4(1992)年ハーバーランドに移設保存される。高さ46.3m。内部にエレベーターがあり当時は東洋一の信号所として注目を集めた。掲げられる旗は「KOBE」と「UW(航海の安全を祈る)」をあらわす。
(平成18年3月25日 撮影)

望楼(モザイク中央屋根)
所在地:神戸市中央区 ハーバーランド

設計:未詳
施工:未詳
竣工:大正時代

大正時代に建造され、港に入る貨物船の入港監視台として使われたものを移築。
(平成18年3月25日 撮影)
モザイク遠景。中央に望楼が見える。 (平成18年3月24日 撮影)

神戸ポートタワー
(平成18年3月25日 撮影)

Aall and Company Ltd. 神戸支店
所在地:神戸市中央区波止場町3

設計:不詳
施工:不詳
竣工:不詳
備考:現在は丸亀組の本社として使用されているようだ。

鉄筋コンクリート造り3階建て。3階のアーチ窓が特徴的である。メリケンパークの入り口に位置する。
(平成18年7月11日 撮影)

旧和田岬灯台
所在地:神戸市須磨区 須磨海岸

設計:工部省
施工:未詳
竣工:明治17(1884)年
備考:国登録有形文化財

鉄骨造りの灯台としては現存する最古の灯台。昭和38(1963)年に廃灯となり、須磨海岸に移築保存された。

震災メモリアル関連
神戸港震災メモリアルパーク
所在地:神戸市中央区 メリケンパーク内

平成7(1995)年1月17日の阪神・淡路大震災によって神戸港も大きな被害を受けた。メリケンパークもその一つで、陥没した岸壁の一部が保存されている。また震災当時の様子のパネル等の資料も展示されている。

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