西宮神社(にしのみやじんじゃ)

拝殿 朱印

鎮座 兵庫県西宮市社家町1番17号
祭神 第一殿 えびす大神(蛭児尊)
第二殿 天照大神 、 大国主大神
第三殿 須佐之男大神
旧社格
由緒 創建の年代は明らかではないが、平安時代の伊呂波字類抄や1172年(承安2年)に行われた広田社歌合に「えびす」の名が見えるほか、高倉上皇の奉幣をはじめ皇族・神祇伯の参拝が度々あったことが古文書に記されている。鎌倉時代の正元年間(1250年代)には、既に十日えびすの祭典を厳粛に行うために「忌篭(いごもり)」が斎行されていた。室町時代になると七福神信仰によってえびす様が福の神の代表となり、また当社がその信仰の本拠地として人形操りや謡曲、狂言などの芸能をとおして、全国津々浦々にまで御信徳が広まっていった。戦国時代には後奈良天皇から寄進をうけたのをはじめ、桃山時代には豊臣秀頼、江戸時代には四代将軍徳川家綱により社殿の造営がなされた。また徳川幕府からは御神像札の版権を得て独占的に全国に配布、ますます社勢が盛大になっていくと共に上方の商業経済の発達に伴って、福の神えびす様が商売繁盛の神として信仰されるようになっていった。明治時代以降は、交通機関の発達に伴って参拝者も飛躍的に増加し、現今では1月9・10・11日の「十日えびす」は三日間で百万人を越える参拝者で賑わっている。
(「西宮神社由緒書」参照)

メモ 阪神西宮駅の南に位置し、境内の南端は国道43号線に接している。境内はかなり広く、伊勢神宮遥拝所もある。赤門と大練塀は重要文化財。大練塀は、室町時代に建造された全長247mの土塀で境内の東と南に位置している。名古屋・熱田神宮の信長塀、京都・三十三間堂の太閤塀と共に日本三大練塀と称されている。西宮神社といえば「福男選び」と呼ばれる若者が境内を駆け抜けて、その一年の福男を決める神事で有名。また、公式戦前にはプロ野球阪神タイガースが必勝祈願に訪れることでも知られる。毎月16・17日には境内で骨董市が行われる。
公式HP http://www.decca-japan.com/nishinomiya_ebisu/

表大門 (重要文化財)
旧街道に向かって東面して建つ。全体が赤く丹塗りされていることから、「赤門」の名で親しまれている。豊臣秀頼の再建と伝えられる。門は2本の円柱を本柱とし、4本の角柱を控柱とする「四脚門(よつあしもん)である。門の両脇は大練塀である。
大練塀 (重要文化財)
大練塀は境内の東と南の境界に位置している。重要な遺構であるが、赤門に比べ、つい見落としがち。
骨董市
時々、境内で骨董市が開かれている。時間があれば覗いてみるといいかも。
南門
国道43号線に面している。歴代の灯篭だろうか、たくさんの灯篭が並んでいた。こちらがわの塀も大練塀である。
黒鳥居
参道の真ん中あたりに建っている。奥に見えるのは社務所。
拝殿に前にある橋
拝殿前と伊勢神宮遥拝所をつなぐ橋のようだが、傾斜からいって人が歩くものではないように見える。
伊勢神宮遥拝所
この先に伊勢神宮がある。年に数回、ここで神事を行うらしい。
十日恵比須(宵えびす)  平成17年1月9日
赤門
参拝者でごった返す赤門前。
拝殿
拝殿から本殿へ向かう参拝者の波!
福娘
福笹を授ける福娘のおねえさん。こんな美人のおねえさんから授けて頂くと、より一層嬉しいのは私だけではないはず。
仲見世
仲見世では吉兆を売っているお店が沢山あった。中は縁起物をいっぱい付けた熊手や置物などでいっぱい。

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