高津宮(こうづぐう)

拝殿 朱印

鎮座 大阪府大阪市中央区高津1丁目1番29号
祭神 本座 仁徳天皇 (第16代) 
左座 仲哀天皇 (仁徳天皇の祖父)
応神天皇 (仁徳天皇の父)
神功皇后 (仁徳天皇の祖母)
右座 葦姫皇后
履中天皇 (仁徳天皇の長子)
旧社格 府社
由緒 浪速の地を皇都(高津宮:たかつのみや)と定め、大阪隆昌の基を築いた仁徳天皇を主神とする神社。仁徳天皇は高殿に昇り、人家の炊煙の乏しいのを見て、人民の窮乏を察し、諸税を3年間止めて庶民を救済した仁政を行ったという。この仁政を慕い、866年(貞観8年)、清和天皇の勅命によって旧都の遺跡を探索して社地を定め、社殿を築いてお祭りしたのを創始とする。以後、皇室をはじめ時の幕府等の度々の造営寄進を重ね、浪速津の守護神と仰がれたのだが、1583年(天正11年)豊臣秀吉の大阪城築城の際に比売古曽社の現在地に遷座した。1945年(昭和20年)3月の大阪大空襲により、神輿庫1つを残してことごとく焼失、1961年(昭和36年)に社殿以下復興完成した。
(「高津宮案内記」参照)

メモ 大阪市営地下鉄千日前線、谷町線「谷町9丁目駅」の北西、千日前通をはさんで生国魂神社の北に位置する。周辺はお寺がたくさんあって、寺町を形成している。高津公園の中を表参道が通っているが、昔は梅の名所だったらしい。現在では桜の木がたくさんある。階段を上ると正面に拝殿。境内はこぎれいに整備されている。大きな木での木陰が心地よい。参拝後、境内を見学。神輿蔵は唯一戦災を耐えた建物。ぜひ大事にしてもらいたい。本殿裏は最近整備したらしく、新しかった。境内社の高倉稲荷神社では占いもするらしい。境内にある「高津の富亭」での落語会や義太夫教室などが行われ、文化活動が盛んに行われているようだ。
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高津の富:富くじ(現在の宝くじ)は寺や神社の修理基金を集めるのが目的で、江戸時代盛んに行われた。「高津の富」は高津神社が舞台となった落語で宿賃を踏み倒そうとした男がなけなしの一分の金で千両を当ててしまった話である。その他に「祟徳院」「高倉狐」の落語の舞台となっている。
公式HP http://www.kouzu.or.jp/

鳥居
お昼なのにまだゴミ回収されていない。早く回収しなさい、大阪市。
参道
両脇は高津公園となっていて桜の木がたくさんある。
参道
階段の上に拝殿が見える。
境内
本殿 比売古曾神社 (境内社)
もともと現在地に祀られていた神社。
高倉稲荷神社 (境内社) 安井稲荷 (境内社)
高津の富亭 神輿庫
大阪大空襲で唯一焼け残った建物。
絵馬堂
江戸時代は展望がよく、茶店もあった。

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