貴船神社(きふねじんじゃ)

朱鳥居と参道 朱印
朱印帳
記念すべき第一号の御朱印帳の表紙。

鎮座 京都府京都市左京区鞍馬貴船町180番地
祭神 神(たかおかみのかみ)
(水の神で、日本書記、神社考では火の神・軻遇突智の神から生まれたと記されている。日本紀略では雨乞をしたところ、霊験があったとあり、祈雨、祈晴の神として崇められてきた。)
奥宮も同様であるが、又社記伝説には神(くらおかみのかみ:船玉神)、罔象女神(みずはのめのかみ)、国常立神(くにのとこたちのかみ)、玉依姫(たまよりひめ)とも天神七代、地神五代、地主神とも云う。
旧社格 延喜式 式内社 名神大 月次新嘗 (貴布祢神社)
官幣中社
由緒 創建の年代は不詳だが、社記に凡そ、1500年前とある。「国家安穏、万民守護のため、太古“丑の年の丑の月の丑の日の丑の刻”に天上より貴船山中腹、鏡岩に天降れり」とあり、又「神武天皇の皇母・玉依姫命は、雨風の国潤養土の徳を尊び、その源を求めて、黄船に乗り浪花より淀川、鴨川を遡り、その川上貴船川の上流のこの地に至り、清水の湧き出づる、霊境吹井を認めて、水神を奉斎す」とある。第14代天武天皇白鳳6年(凡そ1300年前)には、社殿造替との社伝がある。第70代御冷泉天皇永承元年7月25日、出水のため社殿が流損。1055年(天喜3年)4月26日、現在地に奉遷。元の霊地は奥宮として奉斎し今日に至る。
(「貴船神社要誌」、「貴船神社略記」参照)

メモ 全国に点在する貴船神社の総本宮で、水神として全国から崇拝を集める。神が降臨したのが「丑の年、丑の月、丑の日、丑の刻」であったことから、この神社から丑の刻参りが始まったとされる。
この日は知り合いの紹介で、料亭で食事をいただき、奥宮から貴船川沿いに叡山電鉄貴船口駅まであるいた。新緑が目に眩しかった。奥宮には小さな祠と船塚があり、ひっそりとしていた。奥宮から貴船川沿いの道の両側には料亭が並んでおり、夏は川床で賑わう。私達が行ったときは川床の始まる直前で、その準備が行われていた。石の階段の参道を上ると、社務所と拝殿が見えた。参拝の後、初めての朱印を戴く。また、「水占(みずうら)おみくじ」(水に浮かべると運勢が浮かび上がる)の結果は幸先よく大吉であった。別の階段を下っていくと朱鳥居に出た。これで貴船神社参拝は終わり。その後は、叡山電鉄貴船口駅まで貴船川に沿って歩いた。川の水音と新緑の緑が心地よかった。
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貴船の地名の由来は、境内にある神木・桂の木の姿に象徴されるように、大地全体から生命生気である「気」が龍の如く立ち昇るところ、気の生まれる嶺、あるいは根元であるということから、気生嶺、気生根<キフネ>と呼ばれるようになったともいう。818年(弘仁9年)、嵯峨天皇が勅旨を遣わし降雨を祈ったのをはじめとして、しばしば、炎旱の時には黒馬を、霖雨の時には白馬を献じて雨乞、雨止みを祈願した。これが、後世、絵馬の発祥となる。
公式HP http://kyoto.kibune.or.jp/jinja/

奥宮
貴船神社から貴船川沿いにさかのぼること約1キロにある。
奥には神功皇后の御座舟が辿り着いたという船塚がある。   
「水占おみくじ」
社務所でお金を納め、好きな番号のおみくじを左の三人が並んでいるところで、おみくじを水に浮かべている。水に浮かべると運勢が浮かび上がる。
大吉
見づらいが、丸の中に「大吉」が見える。

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