一宮神社(いっくじんじゃ)

大鳥居と太鼓台
大鳥居は昭和29年竣工。高さ10.25メートル。
朱印

鎮座 愛媛県新居浜市一宮町
祭神 本殿    大山積神(おおやまずみのかみ)、高おかみ神(たかおかみのかみ)
合祀相殿 健御名方神(たけみなかたのかみ)
旧社格 県社
由緒 大山積神は往古よりの鎮座、高おかみ神は和銅2(709)年8月伊予国大三島より奉遷したもので、それより郡一ノ宮となった。一宮神社は新居郡との縁深い嵯峨天皇の勅願所で、「神号正一位一宮大明神」の額を賜った。また旧西条藩主松平公祈願所六社の1つであった。社殿は推古天皇の時代に伊予皇子の裔越智宿禰益躬が造営し、建武年間に河野九郎佐衛門尉、観応年間に河野対馬入道、明徳年間に金子氏等の造営があった。しかし、天正の陣(天正13(1585)年7月)で毛利氏・小早川隆景軍の焼き討ちに遭い社殿を消失。その後、毛利氏に不幸が続いたために祟りがおりたと恐れ、元和6(1620)年に毛利長門守と松山藩加藤左馬頭との協同により再建された。この際、御分霊を長門の萩城下に勧請し分社を建てている。宝永2年8月に西条藩主松平頼純公の寄進により現在の本殿を造営した。
(一宮神社由緒書とWikipediaを参考)

メモ 義兄夫婦の長男の初宮参りをした神社。新居浜市役所の南側に位置する。新居浜市の中心にありながら、広い境内と緑がある。参拝した10月16日は「新居浜太鼓祭り」の初日で、沢山の太鼓台を見ることが出来た。宮入りの時にはこの広い境内に太鼓台が集まり、人でごった返すという。なお、宮入り時に備えて、灯篭や狛犬などは柵や板で守られていた。
朱印の右上の紋は「隅切り折敷に三の字(隅切三)」といって、古代から中世にかけて伊予国(現在の愛媛県)を支配した河野氏の紋です。河野氏は伝承では古墳時代以来の伊予の豪族、越智氏の出であるといわれています。源平合戦のとき、河野通信は父・通清とともに源氏に味方し、屋島、壇ノ浦の戦いに貢献し、源頼朝に厚く信頼されました。この紋は頼朝、北条時政に次ぐ席次を与えられた名誉を記念するものという伝承があります。このことから、この神社も河野氏と関係のある神社だろう思われます。
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10月16日から18日は新居浜太鼓祭りで、新居浜市内はたくさんの太鼓台が町を練り歩くが、特に宮入やかきくらべ、一宮神社、祇園神社、八幡神社の神輿を乗せた御座船を守るように8台の太鼓台が船に乗って海上を進む「海上渡御」は壮観である。
新居浜太鼓祭りとは:ZENさんのホームページ
公式HP なし

拝殿 本殿
宝永2年の建築で12坪の桧皮葺神明流造。
伊與八幡神社
応神天皇、神功皇后、玉依姫命、合祀相殿 伊弉冊尊外八柱を祀る。

(平成17年12月20日 撮影)
境内
(左)素鳶神社
(右)新居神社
事代主命、合祀相殿 少童命外四柱を祀る。
一宮神社樟樹群
国指定天然記念物(昭和26年6月9日指定)。参道の入り口から社殿の後方まで樟の老大木が亭々と聳える。総数およそ100本。
(右の山門のみ平成17年12月20日 撮影)
一番樟
目通り9.4メートル、根回り14.9メートル、高さ29メール。樹齢は1000年を超える。樹下にある祠は「楠木神社」で、小女郎狸を祀る。

「一宮の小女郎川たぬき」〜(すみの 昔話と伝説)より〜
(新居浜工業高校)
楠木神社
(平成17年12月20日 撮影)

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